在開催中のカルティエ特別展「Story of...」について
観てはいないけど言いたいことがある。

何も監修・デザインが吉岡徳仁だからって嫉妬してるわけじゃない。すでに観た人の感想によると展示方法が素晴らしいとのこと。 ってことで言いたいのは今回のメイン展示物ともいえる、パンフレットにも使用されてる豪華なネックレスのことです。

*ちなみにパティアラという名前の由来は当時、インド北西部のパティアラにいた、いまでいう超セレブなマハラジャ(領主)からの依頼により製作したことから付けられました。



どの紹介ページみても、エキサイトの特集(カルティエ、そのピースに宿る物語。 )をみても触れていないけれど、このネックレスは「パティアラ[Patiala]」という名前の有名なネックレスを復元したレプリカなんです。この事を知ってる人はそんなにいないかも。

パティアラの経緯を説明すると、ネックレス「パティアラ」は1928年に作られた後、インドの独立による混乱の中で行方不明になってしまいます、、、それが50年間もの時を経て1998年にネックレスの残骸の一部が発見された。それを知ったカルティエ社はパティアラを蘇らせることにしたけれど残りのダイヤがどうしても見つからなかったため、ジルコニアなど別の宝石を使い、4年の歳月をかけてパティアラを復元しました。それが現在のパティアラです。
詳しい経緯はコチラ(英文)



パティアラ


復元したことは素晴らしいことなんだけれど、残念なのは「パティアラ」の特徴でもある黄色い234.65カラットの巨大ダイヤがレプリカだということ。本物は世界第8位の大きさを誇る「デビアス[De Beers]」という名の黄色いダイヤモンドなんだけどね。(本物は見つからなかったか、使える状態ではなかったらしい)

タイトルが「STORY OF・・・」というわりに、経緯やレプリカうんぬんの説明もなく、さも当時のままのように「〜センタートップにはおよそ234カラットものイエローダイヤモンドが燦然と輝く」なんて紹介の仕方をしていたので、これは説明を付けるべきだろうっ!と思った次第です。


以前、世界最大のダイヤモンド☆ランキングを作ったときに調べたから
チョイとダイヤに詳しくなっている管理人でした♪ 



日仏交流150周年記念特別展「Story of …」
開催概要ページ



追記:
どの宝石に置き換えたのかはカルティエからの発表がないために推測という話だったんだけれど、、、、なんと、今回の展覧会の出品目録に、使用している宝石の種類が記載してありました!出品目録のPDFもありました。どうやら、リストの193番のネックレスが「パティアラ」のようです。
出品目録PDFはコチラ

使用している宝石の種類をそのまま記載しておこう。

【プラチナ、オールドカット/ローズカットダイヤモンド(チェーンとリンク)、クッションシェイプイエロージルコニア、ホワイトジルコニア4個、ホワイトトパーズ13個、シンセティックルビー2個、スモーキークォーツ1個、シトリン1個】 

↑ずばり、234カラットの黄色いダイヤモンドの「デビアス」が、イエロージルコニアに置き換わっていることが判明!他にもダイヤがホワイトジルコニアになってることがこれでわかりました。


すっきりした〜☆
by 名探偵くいん



  
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